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トラベルブロガーカップル クリス&リシェルさん 熊野古道伊勢路 旅の記録

熊野古道伊勢路を踏破したオーストラリア人のクリスと、アメリカ人のリシェルがおススメする熊野古道伊勢路の踏破スケジュールをご紹介します。

来日セントレア(中部国際空港)

セントレア(中部国際空港)に到着。はじめての日本!
名鉄で名古屋駅まで移動して、ホテルでゆっくり。

前日近鉄名古屋駅~伊勢市駅

近鉄名古屋駅から近鉄特急に乗り、約90分で伊勢市駅へ到着。
駅前の日の出旅館へチェックイン。
夕食は外宮参道で三重県の美味しいグルメを楽しみました。

1日目二見浦~伊勢~田丸 
距離約13.5km

6:15

日の出旅館を出発(タクシーで移動)

6:30

二見浦でご来光を拝む

6:45

二見興玉神社を参拝(タクシーで移動)

7:50

おはらい町・おかげ横丁を散策

8:40

内宮を参拝

10:20

外宮を参拝

クリス

クリスから一言

参拝は30分ほどでできるけど、神社の平和な雰囲気や庭を楽しみながら散歩をしたいなら、十分に時間を取っておいたほうがいいよ。

16:00

田丸に到着

17:30

アスピア玉城ふるさと工房アグリ)でバーベキュー(車移動)

19:00

日の出旅館へ

クリス

クリスから一言

田丸では、外国人対応できる宿泊場所を見つけることは難しいそうだし、田丸と伊勢の間は電車で簡単に移動できるから、僕らは伊勢に戻って「日の出旅館」で、もう一泊することにしました。「日の出旅館」の素晴らしいお風呂に、もう一度入りたかったしね。

2日目田丸~栃原 
距離約16.0km

7:30

伊勢市駅から田丸駅へ(電車移動)

8:20

田丸城跡を見学

クリス

クリスから一言

ガイドさんに案内してもらって、面白い話を聞いたよ。

10:00

女鬼峠

クリス

クリスから一言

女鬼峠を越えると、最初の2日間で見た市街の風景とは大きく違い、茶畑、田んぼ、静かな町などが織り成す別世界が広がっています。

12:30

大台町

鄙茅

クリス

クリスから一言

三重県で人気のレストランの一つ「鄙茅」で日本ならではの、伝統的な懐石料理を楽しむことができます。(この日はお休みだったので、後日行きました。)

13:00

柳原観音千福寺

14:30

元坂酒造

クリス

クリスから一言

元坂酒蔵では通常酒蔵見学はやっていないけど、日本酒を買うことはできます。美味しい日本酒だから、ぜひ買ってみて。本当に、最高だから!

16:00

岡島屋に到着

クリス

クリスから一言

この日の最終目的地は、小さな町「大台」です。おしゃれなオーナーが美味しい食事を出してくれる、とても家庭的な旅館に泊まりました。オーナーは、熊野古道についての知識が豊富だし、簡単な英語なら少し話せる。ぜひ頑張ってコミュニケーションしてみて。

3日目栃原~三瀬谷 
距離約12.0km

8:00

岡島屋を出発

11:50

道の駅 奥伊勢おおだい

クリス

クリスから一言

ほとんどの「道の駅」には、うどん、ラーメン、味噌汁、トンカツ、カレーなどの一般的な日本の食べ物があります。でも「道の駅 奥伊勢おおだい」の名物は、地元産の緑茶を練りこんだパンを使った鹿のハンバーガー「おいしかバーガー」。

14:00

SUP(スタンド・アップ・パドル)

クリス

クリスから一言

今日は峠もないし、午後の早い時間にスケジュールを終える予定。リラックスしてもいいし、三瀬谷を見に行くのもいいし、僕らのように、とても美しい奥伊勢ダムでSUP(スタンドアップパドルボーディング)を体験するのもオススメだよ。

16:00

ゲストハウス「まてまて」に到着

18:00

鄙茅でのディナー(車で移動)

クリス

クリスから一言

この「鄙茅」での食事は、大げさじゃなくて、僕たちが日本に滞在した中でナンバーワンの食事でした。でもちょっぴり高いから、旅館での夕食もオススメです。

4日目三瀬谷~伊勢柏崎 
距離約14.5km

8:00

ゲストハウス「まてまて」を出発

10:30

瀧原宮

10:50

道の駅 奥伊勢木つつ木館

14:00

山海の郷紀勢

15:10

阿曽温の里(阿曽温泉)

クリス

クリスから一言

ここは昔の小学校を再利用した建物で、伝統的な温泉体験ができるし、浴場では裸になっている、たくさんの地元のお年寄りに出会えたよ。温泉からあがったら、昔教室だった場所でお茶を飲める。とても不思議でユニークな体験だったよ。

16:20

紀勢荘に到着

5日目伊勢柏崎~紀伊長島 
距離約18.5km

7:30

紀勢荘を出発

8:00

ツヅラト峠&荷坂峠

クリス

クリスから一言

ツヅラト峠は、昔熊野古道を巡礼した人たちが通った歴史的なルートで、熊野三山まで続く世界遺産に登録された道です。
ツヅラト峠よりも新しい(それでも400年の歴史がある)荷坂峠も世界遺産に登録されています。ハードな上りか、楽な下り坂か、どちらか一方を選ぶべきだったけど、僕らは無謀にも両方にチャレンジしました。なので、僕らは2つの峠、どちらも紹介することができるよ!

15:00

道の駅 紀伊長島マンボウ

15:50

紀伊長島~季(とき)の座に到着

6日目紀伊長島~古里 
距離約5.0km

7:30

季(とき)の座を出発(駅までの送迎バスあり)

9:00

漁師町「魚まち」あるき

クリス

クリスから一言

漁村というとあんまり面白そうに聞こえないかもしれないけど、そこへ行ったのはとても良い経験でした。この街のメインは間違いなく漁業、だけどこの地域では観光にも力を入れています。
英語の地図があるので、それを見ながら村を歩くことができます。のんびりと、魚の匂いや雰囲気を感じて楽しんでください。そのあとは、今日行く予定の峠に向かいます。

11:00

一石峠〜平方峠

クリス

クリスから一言

1日の最後には可愛いらしい若宮神社に立ち寄ってから、古里という街にあるとても綺麗なホテル「美乃島」に。今日のウォーキングはとても短かったので、もう少し歩いても良かったかなぁ。

16:10

美乃島に到着

7日目古里~相賀 
距離約15.0km

8:00

美乃島を出発

11:00

三浦峠

14:00

始神峠

クリス

クリスから一言

峠からは熊野灘の絶景の景色が広がっていて、素晴らしい景色を楽しみながらのウォーキングは最高でした。
峠の分かれ道では、江戸時代に作られた「江戸道」か、明治時代につくられた「明治道」のどちらかのルートを選択することができます。
江戸道は世界遺産だけどすぐに国道に出ちゃうので僕たちは明治道を選択しました。

16:30

キャンプinn海山に到着

8日目相賀~尾鷲 
距離約12.5km

8:00

キャンプinn海山を出発

9:00

道の駅 海山

9:15

馬越峠

クリス

クリスから一言

馬越峠はとても心地よい山道です。ここは熊野古道伊勢路の中でも最もよく保存された見事な石畳の道が楽しめました。
尾鷲は日本で最も雨が多い町の一つと言われている。そのため、土を浸食しないように石畳の道が敷かれています。石畳の道は雨の日になると滝のように水が流れるんだけど、それはとても感動的な光景だよ。

便石山

クリス

クリスから一言

「象の背」で素晴らしい写真を撮りたいなら、馬越峠の頂上で曲がり、便石山へ向かいましょう。長い(約2時間)のトレッキングです。
はっきり言います。これは熊野古道の中でも最もハードな登山になります。すべてのガイドブックに八鬼山がいかに厳しいルートかということが書かれていますが、便石山と比べれば散歩レベル。
行くのはかなり大変だけど「象の背」からの景色は、足の痛みも忘れてしまうほどの素晴らしい世界が広がっていたよ。

15:20

尾鷲市内に到着

16:15

ホテルビオラに到着

9日目尾鷲 
距離約7.0km

8:30

ホテルビオラを出発

9:00

尾鷲市内散策

11:30

熊野古道センター夢古道おわせ

クリス

クリスから一言

熊野古道ビジターセンターの熊野古道センターへ行くことをオススメします。
ここでは、熊野古道伊勢路と多くの史跡について知ることができるから。レストランや温泉も併設している「夢古道おわせ」もあるので、長い一日の疲れを取るのには、もってこいの場所だよ。

16:15

三木浦ゲストハウスに到着(三木里駅から約6km・車で約10分)

クリス

クリスから一言

日本の旅の中で、間違いなく僕らの大好きな宿泊場所は、三木浦ゲストハウスでした。
ここの檜のお風呂に入って癒される時間は、大げさではなく最高の体験としておススメします!

10日目尾鷲~賀田 
距離約15.0km

9:15

三木浦ゲストハウスを出発

13:00

八鬼山

リシェル

リシェルから一言

この巡礼の旅でのハイライトの1つとして、1つの山に登ります。それは伊勢路最難関といわれる八鬼山です。この山については事前に恐ろしいことを聞いていましたが、体力的にはそんなに大変ではありませんでした。それよりも私にとって大変だったのは、苔で覆われた滑りやすい岩の上を、捻挫した足で2時間のぼったことです!
約2時間~2.5時間の下り。一番長い峠である八鬼山での経験は、とても価値のあるものでした。今まで巡礼者達がこの道を歩いてきたのだから、あなたもできるはず!ガンバって!

三木峠、羽後峠

クリス

クリスから一言

八鬼山を越えた満足感の後に、三木・羽後峠を歩くのは少しもの足りないかもしれませんね。でも、独特な石壁と三木峠の頂上からの景色は最高だった。

16:15

尾鷲シーサイドビューに到着

11日目賀田~熊野 
距離約18.6km

8:30

尾鷲シーサイドビューを出発

曽根次郎坂太郎坂

クリス

クリスから一言

ここは八鬼山の次に長い峠です。1日のスタートとしてはかなり大変かも。

二木島峠~逢神坂峠

波田須の道峠

クリス

クリスから一言

ここは峠というより、道。波田須の道は静かな村や家の裏庭を歩くので、あまり気づかないかもしれないけど、この峠の石畳は鎌倉時代(1192-1333)から残っている道です。江戸時代明治時代の道より、ずいぶん古く、熊野古道伊勢路の中でも、最も古い道といわれています。

大吹峠

観音道峠

クリス

クリスから一言

大吹峠からの道はかなり険しいです。道には、たくさんの植物が茂っている
急なのぼり坂です。その道を歩き終えると観音道峠に到着します。この峠は、熊野古道の最も印象に残る感動的な峠です。ここは観音信仰にとって大切な場所。33の観音像が並んでいて古い寺院の跡も見ることができます。こういうところを見ると、大変な道でもここに来てよかったと思います。

16:00

ホテルなみに到着

12日目熊野 
距離約4.5km

9:00

ホテルなみを出発

10:30

楯ヶ崎観光遊覧

海から眺める壮絶な自然の迫力は見るものを圧倒します。
もしかしたら、かわいいイルカやトビウオ、ウミガメに出会えるかも。

11:40

松本峠

クリス

クリスから一言

熊野古道伊勢路の最も人気のある峠の一つが、美しい松本峠です。朝の軽いウォーキングです。特に春は桜が咲くと一面雪のように彩られ、それは美しい景色が広がります。
僕の思い出の一つは、この峠でガイドさんが民謡を歌ってくれたこと。
その歌と景色を楽しみながら、もうそろそろこの旅も終わるんだと思うと、少し悲しい気持ちになりました。

12:30

鬼ヶ城&鬼ヶ城センター

クリス

クリスから一言

「怪物(鬼)の城」という意味を持つ鬼ヶ城は、自然が生み出したとても不思議な形の岩です。これは見る価値があります。

13:40

紀南ツアーデザインセンター

明治20年に建てられたこの辺りの庄屋さんのお宅を利用したビジターセンターで、周辺の観光情報が得られます。

14:10

獅子岩

14:15

花の窟神社

浜街道

15:50

里創人 熊野倶楽部に到着

クリス

クリスから一言

少し贅沢な気分を味わいたいなら豪華な熊野倶楽部が、おススメです。

13日目熊野~紀宝町 
距離約13.0km

8:30

里創人 熊野倶楽部を出発

クリス

クリスから一言

熊野倶楽部は、素晴らしい食事と大きな温泉があるだけではなく、通り峠や素晴らしいさぎりの里、丸山千枚田への日帰りツアーもありますよ。

9:00

通り峠&丸山千枚田(ツアーバスで移動)

11:15

さぎりの里でランチ

14:00

道の駅 紀宝町ウミガメ公園

ウミガメのほかにもフグやウツボなど、海の生き物が見られます。

15:10

農家民宿はなあそびに到着

14日目紀宝町~熊野速玉大社 
距離約4.0km

9:00

農家民宿はなあそびを出発

13:00

三反帆遊覧船 (車移動)

熊野三山を結ぶ熊野川は「川の参詣道」として世界遺産に登録されています。

14:30

熊野速玉大社

クリス

クリスから一言

橋を渡って、和歌山に入って少し歩けば速玉大社はすぐそこです。
赤い鳥居をくぐり、一つ角をまわれば踏破です!
ゆっくり参拝し、素晴らしい巡礼を成し遂げた満足感を感じてください。
もう少し時間があるなら、オプションとして熊野三山の残りの2つに行くプランも。