てくてく熊野古道 ミニガイド

てくてく熊野古道 ミニガイド
「松本峠」

8.雄大な七里御浜を望む ~松本峠~

8.雄大な七里御浜を望む ~松本峠~

鉄砲傷のお地蔵さまが迎える、最後の峠。

伊勢路の最後の峠では、およそ135cmの大きなお地蔵さまが出迎えてくれます。足元を見ると、お地蔵さまには似つかわしくない弾丸の痕が。江戸時代のはじめ、薄暗い中峠を越えてきた鉄砲の名人が妖怪と勘違いして発砲してしまったとか。時間を越えてなお、鉄砲傷のお地蔵さまは今も優しい表情で竹林に立ち、通り行く人々を見守っています。
そこから東へおよそ10分歩いた東屋(あずまや)からは、幅30m余りの七里御浜が一望できる熊野古道伊勢路で最も素晴らしい景観が楽しめます。熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)がある新宮までは約25km。
伊勢路もようやくゴールが見えてきました。

ダイナミックな夏の風物詩。

昼は古道ウォーキング。夜はこの街ならではのお祭りに参加する、そんなアクティブ三昧も旅の一興。松本峠を下った七里御浜海岸では、毎年8月17日に熊野大花火大会が開催されます。300余年の伝統を誇る、最大級の夏の風物詩です。国の名勝天然記念物でもある鬼ヶ城(おにがじょう)を利用した大仕掛は岩場に音が反響して迫力満点!祭り女子の期待も裏切らないダイナミックさに感動です。

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