風伝峠道

コース概要
この道は、海辺と山村を結ぶ要路でした。歩き始めの尾呂志地区は、田園と山並みが美しい山里です。古道では苔むした石畳が続き、巡礼者だけでなく海の幸を山里に届ける人や、山の幸を海沿いの里に届ける人が行交った往時を思わせられます。
歩行時間/距離
約1時間30分 約4.1km(高千良バス停~後地バス停)
コース断面図

コースポイントガイド
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- 風伝颪(おろし)
- 風伝峠の麓では、秋から春にかけて、海側と山側の気温差が大きな季節の早朝に、山を包み込むようにして向かってくる巨大な朝霧(風伝颪)が見られます。
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- 尾呂志城跡
- この地域の武将「尾呂志氏」が築いた城跡が、尾呂志学園内や町中に点在しています。写真は尾呂志学園近くの道にある的石です。
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- 石畳道
- 杉林の中に苔むした石畳道が続きます。石質は、神木流紋岩です。
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- 風伝峠と法界塔
- 林道から少し上がったところが峠です。豊臣秀吉等の奥熊野攻めなど様々な歴史的事件において、戦略の拠点となった場所です。