熊野古道伊勢路

10八鬼山越えやきやまごえ

西国第一の難所といわれ、かつては山賊や狼が出没して巡礼者を苦しめました。八鬼山越えでは、いたるところで石仏に出会います。史跡も多く、絶景も望めますが、登り・下りともに厳しい道です。体力に自信のある方は、昔の巡礼者の気分を味わってみてください。

距離 約10.1km
(熊野古道センター〜JR三木里駅)
歩行時間 5時間
散策レベル ★★★★
巡礼供養碑
1基目は茨城県、2基目は長崎県壱岐、3基目は広島県からの行き倒れ巡礼者を、地元民が手厚く弔い建てたものです。
七曲り
八鬼山越えの中でも最も勾配がきつい難所で、延々と石畳の急坂が続きます。
荒神堂と万宝院の墓
西国三十三所第一番札所の前札所として、多くの人が参りました。現在の荒神堂は、2019年に尾鷲市内の有志により再建されました。近くには、山賊を退治した山伏・万宝院の墓があります。
さくらの森広場
三木峠茶屋跡の眺めの良い東屋や、さくらの森にある東屋からは、天気が良ければ志摩半島から那智山まで望めます。